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2004年06月 アーカイブ

2004年06月16日

キル・ビル Vol.1

キル・ビル Vol.1アメリカ 2003
原題 : KILL BILL Vol.1
監督 : クエンティン・タランティーノ
出演 : ユマ・サーマン、デヴィッド・キャラダイン
評価 : 3

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KILL BILL オフィシャルサイト
※強制的にウィンドウサイズを変えられます。さらにポップアップをブロックしていると何がなんだかわからない古いタイプのサイトなので注意が必要!
KILL BILL = ビルを殺せ


※通常はネタバレしないように書いていますが、今回はアクションに関する部分で多少ネタバレ的な要素を含んでいます。しかし、もし読んだとしてもそれほど影響はないはずです。

 この映画についてはTVCMで放送されていた内容程度(黄色の服を着た女性が細い手すりの上で日本刀を振り回している)しか知識がなかったのでオープニングからかなり衝撃を受けました。しかもその後もバイオレンス全開で進んでゆくストーリーに、てっきりカンフーコメディ映画だと思い込んでいた私は少しばかり嫌悪感を抱きました。
 しかし、なぜだかこの世界観に引き込まれてしまった、そんな別の自分もいます。なんなんだろうこの映画は?鑑賞し終わった今でもなんだか不思議な気分です。
 不可解な音楽や音響、カメラアングル、途中でアニメーションが入ったりと何でもアリな感じで、タランティーノやりたい放題です。

 ストーリーの中でひとつのポイントとして「日本刀」があるわけですが、この日本刀の感じもなんとなく違和感を感じました。まず、日本の時代劇では絶対にありえない光景なのですが、これでもかというぐらい血が出ます。腕も切り落とされます。あとは刀と刀がぶつかり合ったときの音も日本人に親しみのある音とは違います。本物の音を知らないのでどちらが合っているのか定かではありませんが、とにかくなじみのある音ではないです。
 違和感シリーズとして、これも黙って見逃せないので…。オーレン・イシイ(ルーシー・リュー)とザ・ブライド(ユマ・サーマン)の対決シーンも両人ともに片言の(聞き取りづらい)日本語で違和感ありすぎです。しかも舞台は小雪のちらつく日本庭園。タランティーノが狙ってやっているとしか思えない演出です(全体的に狙ってますけどね)。

 違和感シリーズはこの辺にしておいて、次は主役のユマ・サーマンについて。なぜだかわかりませんが途中からユマ・サーマンがとても美しくなってゆきます。これは私の主観なので見る人によって違うと思いますが…。最後などオーレン・イシイまできれいに見えてくるから不思議!タランティーノマジック?

 こういったバイオレンス映画は基本的に嫌いなのでどうしても評価が1になりやすいのですが、なぜだか3なんてつけてしまいました。タランティーノのキャラクターを知っているからこそ最後まで観られたという感は否めませんけどね。

 あれやこれやたくさん書きましたが、まぁ、間違いなく言えることはVol.2も観ます。これだけ筆が進むのもとても珍しい。やっぱり気に入ってるのかな?



他の出演者 : ダリル・ハンナ、ルーシー・リュー、千葉真一

2004年06月26日

ラスト・サムライ

ラスト サムライ 特別版 〈2枚組〉アメリカ 2003
原題 : THE LAST SAMURAI
監督 : エドワード・ズウィック
出演 : トム・クルーズ、渡辺謙
評価 : 2

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ラスト サムライ オフィシャルサイト
THE LAST SAMURAI = 最後のサムライ

 劇場公開しているときから気になっていたのですが、観に行っていたら少し後悔していたでしょう…。この作品は日本人が観て楽しむことができる作品ではなく外国人(とくに日本文化に興味がある)が楽しめる作品だと思いました。

 ザ・サムライである勝元(渡辺謙)がアメリカ文化や英語に精通していたり、たか(小雪)がオールグレン(トム・クルーズ)に甲冑を着せ接…するシーン(このシーン要らないと思う)など多少違和感が残る部分もありますが、基本的には当時の日本を忠実に再現しているので外国人が観たときに「ほほう、これがサムライスピリッツか!」と不思議な世界観に魅了されることでしょう。しかし残念ながら、侍魂とは何ぞやということがわかっている根っからの日本人の私には何のメッセージも届きませんでした。

 最後に、たかやその子供が「夫(もしくは父上)は、戦場で死ぬことは名誉なこと。」というセリフを聞いたときに、先日イラクで亡くなったフリージャーナリストの方が頭をよぎり、奥様やお子様が会見で気丈に振舞われていた様子とたかや子供がオーバーラップしました。


【追記】
 DVDの特典映像を見ていたのですが、この特典映像はすごいです。監督自身が映像を追いながら2時間ぐらい(ほぼ全編)作品について解説をしています。かなり詳細な部分まで解説しているので、本編を観た後に見てみるとなかなか面白いです。普通に観ていたら間違いなく気付かないであろう部分にもかなり細かなこだわりがあるのだなぁと感心させられたり、「この部分はCGです。」などの技術的な解説も随所に出てくるのでリアルな映像なのか作られた映像なのかを確認することができます。
 もう一点、作品中に出てくる丘や平原のシーンが、日本人なら明らかに日本ではない場所で撮影しているとわかるのですが、その点にも触れていて監督自身は背景の山々が日本にはない山であることは承知の上で作品に使っているようです。作品自体からもこの監督はかなり日本に精通していると感じとれますが、解説を聞いていて、つくづく日本のことを良く知っている方だと思いました。

 追記が長くなってしまいましたが最後に、本文でメッセージが届いてこないと書いたのですが、DVDの特典映像を見ることによってこの作品にはたくさんのメッセージが込められているのだと感じました。しかし、これだけのメッセージがあるのならば、もう少し本編でも伝わるように作って欲しかった(奥ゆかしすぎる)。



他の出演者 : 真田広之、小雪、原田眞人、ティモシー・スポール、ビリー・コネリー、トニー・ゴールドウィン

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